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9/1放送

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大欲得清浄

「大欲得清浄」とは私たち真言宗の人間が大切にしているお経の一節です。
私たちは欲をかくことで苦しむことが往々にしてあります。そのような経験から「少欲知足」即ち、欲を少なくして足ることを知るという言葉ができました。しかし、ほとんどの欲を捨て去ってしまったら、私たちの生は充実したものにならないのではないか、そんな考え方も仏教では起きてきました。

実は欲には二種類あるのです。
一つは「自分勝手な欲」。これは自分自身を、時には他人をも傷つけ苦しませます。
もう一つは「自分自身を高めていきたいという欲」です。自分自身を高めたい欲は「意欲」と呼ばれることもあります。その「意欲」をどんどん高め、最終的には「皆が幸せになれば良いなあ」という方向に定めると、不思議と「欲」は苦しみではなく、喜びを生みます。

「自分を高め、人のためになりたいという大きな大きな欲は、その大きな力で人々を救うが故に清浄なものである。」これが「大欲得清浄」という言葉の持つ意味です。

8/25放送

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仏を真似る

仏教の目的は「成仏」すなわち「仏に成る」ことです。
その方法の一つに「行い」、「言葉」、「考え方」、この三つの活動において仏さまの真似をするというものがあります。
「学ぶ」という言葉が「真似る」と語源を同じくしているように、仏さまを目指すならまずは真似ることです。

あなたは「ああ、同僚が手伝ってくれたおかげで〆切に間に合った」とか、「落ち込んでいたときにかけてくれたあの言葉、本当に嬉しかったなあ」、とか、「上司の冷静な考え方があったから窮地を乗り越えられた」そんな経験はありませんか。逆に、あなたの関わりによって誰かが助かったり、喜んでくれたりしたことも少なくないはずです。そんな「みんなが健やかになれる」ような活動を通して私たちは少しずつ仏さまに成っていきます。

三つも実践なんてできないよ。という方は「行い」、「言葉」、「考え方」この中のどれか一つで結構です。「こんなとき仏さまならこうするんじゃないかな」。そんなことを意識してその日を送ることができたならば、その1日はいつもと少し違った1日に、なるかもしれませんね。

8/18放送

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一期一会

皆様おはようございます。今日という一日が始まりました。今日はどんな日になるでしょうか。いつもと変わらないよと思われた方はいませんか。いやいや、暑い夏の日は毎年訪れても、今日という一日は今日一日限りの二度と体験することのない大切な一日です。

「一期一会」という言葉がございます。
「全ての出会いは一生に一度の出来事かもしれない。だから一つ一つの出会いを大切に」。そんな意味です。
他者との出会い、触れ合いはもちろん大切なものですが、実はもう一人私たちは二度と出会うことのないかけがえのない存在と時を同じくしています。
それはわたし自身、あなた自身です。
今話をしている私はすでに話す前の私ではありません。
話を聞いてくださっているあなたも聞く前と聞いた後では違うあなたです。
私たちの世界では全てのものが平等にその刹那変わり続けています。今日という日が今日一日しかないように、その一瞬だけに存在するあなたご自身との一期一会を、どうぞ大切にしてください。

8/11放送

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人間道

高校野球にぎわう今日この頃。あなたの応援している学校は勝ち残っていますか?
勝負の世界では、よく「結果が全て」なんてことを言います。もちろん高校球児達も甲子園での優勝を目指して汗を流していますが、仮に優勝できなくとも、彼らはその3年間で、友情のすばらしさや努力の大切さなど、結果だけでない多くのもの学ぶでしょう。

私たちの人生も結果が全てではないと、私は信じています。
昔から日本では柔道や剣道、茶道や華道といったように「道」という文化が育まれてきました。武道が結果としての強さより人としての成長を大切にしてきたように、結果より課程に、私たちは本質を見いだしてきたのです。

あなたは何かしらの目的や目標をたてて日々を過ごしてらっしゃることと思います。ただ、残念ながらその目標は全てが達成されるとは限りません。しかし、仮にそうであったとしても、私たちはその課程で多くのものを得ていきます。
結果を怖れず、胸を張って「人間道」を歩んで行きませんか。

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