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12/27放送

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ご馳走様

先日地元のマラソン大会に参加して参りました。文字通り師走ですね。へとへとになりながらも、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
マラソンというものは当然のことながら自分のために走るものですが、普段の生活では、私たちは誰かのために走り回っています。そして、誰かが私たちのために走ってくれています。
私は食事をいただくときに、「生命をいただきます」と感謝すると同時に、多くの人々がこの一食のために走り回ってくれていることに思いを馳せることがあります。今食べた魚は誰が取ってくれたものなんだろうか。遠い地まで運んでくれて、きれいにお店に並べ、販売し、調理し、配膳してくれたのはどのような方なのだろうか。
ともすると当たり前過ぎて気にも留めないその事実を、当たり前すぎるからこそ、昔の人は忘れないように「ご馳走様」という言葉を作ったのではないでしょうか。
今年一年あなたのために走り回ってくれた人はどんな方々でしたか。あなたは来年、誰のために走り回りますか。

12/20放送

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サンタクロースっているんでしょうか

先日、境内で遊んでいた子供が唐突に「ねえ和尚さんサンタクロースって本当にいるの?」と聴いてきました。その質問を私にするか。と内心思いながら一冊の本を読んであげました。それがこの『サンタクロースっているんでしょうか』です。舞台はアメリカ。ある少女の「サンタクロースって本当にいるの」という新聞社への投稿に記者さんが答えたものです。
その答えの中に「サンタクロースがいるというのは、決して嘘はありません。この世の中に、愛や人への思いやりや、真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです」という一節があります。
仏様やサンタクロースの存在については多くの意見があることでしょう。ただ、一つだけ確かなことは、この世の中には気の遠くなるような昔から、愛や人へのおもいやりや、真心が存在していて、それに私たちは、例えば仏と、例えばサンタクロースと名付けたことではないでしょうか。?
来年もたくさんの仏様やサンタクロースに皆さんが出会えますように。

12/13放送

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雪を花と思える心

その結晶がすべからく六つの角を作るところから、雪のことを数字の六に花と書いて六花と呼ぶことがあります。
普段の生活の中で雪という存在は決して歓迎されるものではありません。足下は悪くなるし、電車がとまることもあります。外出するにはあまりにも不便で、生活全般に影響が出てしまう地域も日本には少なくありません。そんな大変な雪だからこそ、昔の人はあえて「花」という言葉をあてたのだと私はそのように考えています。
ある雪の日、ご法事の際にこのことをお伝えしたら、「じゃあ、今日の雪はおじいちゃんが仏様の世界から手向けてくれたお花の贈り物なんですね」と参列していた娘さんがおっしゃいました。少なくともその場に居合わせた人たちにとって、雪はきれいな花で、とても寒い日でしたが、心を暖めてくれるものでした。
この娘さんの素敵な言葉を胸に、いつでもどこでもとはいかなくとも、雪を花と思えるそんな気持ちを私は持ち続けていたいと思います。

12/6放送

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座布団の正面

年の瀬になるとお客様をお迎えすることが増えますね。そんなとき和室であれば、座布団を用意することになるわけですが、座布団にも前と後ろがあることをご存じでしょうか。
この唯一縫い目のないところが正面です。縫い目のない側を前に持ってくることで、あなたとのご縁が切れないようにという願いをこめます。
私たちの毎日は多くの縁、いわば関係によって成り立っています。その中には嬉しい縁とそうでない縁があることでしょう。ただ、縁というものは固まったものではなく、ふわふわしているものですから、自分自身の在り方によって良いものになったり悪いものになったり、あるいは見逃している良い縁を捕まえることもできるようになったりします。
もしあなたが日々の生活でしっくりこないと感じているのならば、改めて自分自身の物事に対する姿勢を見つめ直すことで、今まで見えなかった縁が見えるようになるかもしれません。
あなたの心の座布団はどちらを向いていますか。

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